これだけでは伝えきれない私の15ヶ月間

〜大成功!カナダ留学〜

私は高校二年次に入ってすぐカナダに留学しました。一年次に行われた留学選考会でカナダに行くことを決め、ヒラタ・アンド・アソシエイツさんの協力の下、留学先の高校もホストファミリーも上手く決まりました。出発日が近づくに連れて不安と緊張でいっぱいになりましたが、何より新しいことに挑戦するということが楽しみで、すごくワクワクしていたことを覚えています。

2010年の春、無事にカナダへ飛ぶことができました。私のホストファミリーは若い夫婦と1歳と3歳の女の子がいるファミリーでした。初めて会ったときホストシスターが天使に見えました。小さい子どもが話す英語はすごく解りづらくて、でもすごく可愛らしく、子どもが大好きな私は「解ろう!」「一緒に楽しく遊びたい!」と思い、その気持ちが最初の頃私の英語力を向上させてくれたのではないかと思います。ホストファミリーはすごく優しく居心地の良い家庭でした。私は最初のころ学校があまり好きではありませんでした。日本の学校とは全然違った雰囲気で、教育方針も少し違い、文化の違いや言葉の壁で精神的に滅入ることもあり、家に帰ると優しいホストマザーの笑顔が私を毎日勇気づけてくれました。安心、信頼できるホストファミリーに出会えたことが1番良かったと今でもすごく思っています。

生活にだんだん慣れてくるといろんなところへ行ってみたくなって、放課後よくダウンタウンに出かけました。日本とは違い、海外ではお店の人がよく話しかけてくるので、色々な人と会話をする良い機会になります。私の住んでいた町はキャンモアというすごく小さな町で、学校も生活も全てがのんびりしていました。出発してから3ヶ月間は現地の高校へ通って夏休みに入ると同時に町から少し離れたところにあるカルガリーという大都市へ移り、休みの2ヶ月間は語学学校へ通いました。そこで出会ったのは、おばあさんが1人と可愛い猫のいるホストファミリーでした。ルームメイトでブラジルの女の人も一緒に生活しました。ルームメイトと一緒に毎日学校へ通い、たくさん友達を作りました。キャンモアにはバスや電車は通っていなかったのでカルガリーでバスや電車を使って学校へ行くことが少し新鮮で、帰りにいろんなところへ遊びにいけるので楽しかったです。 私が通っていた語学学校は17歳からしか入れなかったので私が1番最年少だったのですが、他の国から来た人達は年齢問わずとても仲が良く私のこともすごく可愛がってくれました。ここでは英語だけではなく他国語も、多文化も学べる機会がたくさんあったので世界観がすごく広がりました。また、Facebookを通して友達がたくさん増えました(^^)日本にいるだけでは出来ない貴重な経験をすることができ、良い友人、先生に出会い短い間でしたが一生の思い出を作ることができました。日本ではついだらだらと過ごしてしまいがちな夏休みを有意義なものにすることができとても良かったです。

夏休みが終わってからはまた同じ高校、ホストファミリーの元へ戻りました。夏休みの2ヶ月間で私の英語力は伸び、小さかったホストシスターも話せる言葉の数が増えていて驚きました。9月からの新学期ではバレーボールシーズンだったのでバレー部に入部しました。中学の頃バレー部だった私はカナダの高校で大活躍することができました。部活動だけではなくもちろん勉強も頑張りました。難しい授業をとって今までは嫌いでやらなかった予習・復習など課題もきっちりこなして良い成績をとりホストファミリーからも褒めてもらいました。

クリスマスは1年の中で1番大きなイベントです。山へツリーを狩に行ったり飾りをつけたり、私も一生懸命プレゼントを用意したりして、クリスマスの朝はツリーの下にたくさんのプレゼントが置いてありました。私のぶんもあって素敵なものをいっぱいもらいました☆ 年が明けてまた授業の登録変更があり、私は留学生活最後となる1月〜6月に興味深い授業を詰め込みました。特に興味深くて楽しかったのは心理学と犯罪学の授業でした。日本の高校ではなかなか学ぶことのできない分野だったので難しかったですが、指紋鑑定などいろいろおもしろい授業を受けることができ、英語力もすごく伸び、人間的にも伸びた時期になりました。

春にはホストファミリーの生まれ育った都市、バンクーバーに遊びに行ったり、エドモントンに行ったりと家族旅行を楽しみました。5月には留学中2回目の私の誕生日がきて、18歳になりました。アルバータ州では18歳から成人として認められるので盛大に祝ってもらい、たくさんのプレゼントをもらってとても幸せでした。

カナダに着いた頃は日本の家族が恋しくて「後何日寝たら帰れるかな〜」とカレンダーを見て400日以上も数えていたのに気づけば3ヶ月、2ヶ月とカウントダウンが始まっていました。帰国の日が決まってもホストファミリーに報告するのがどうしても悲しくて、なかなか言い出せずにいました。

帰国日は朝早くの便で出発でしたが、前日の夜は一睡もできませんでした。「ありがとう」だけじゃ伝えきれない思いをどう伝えようかといろいろ考えていたのですが、結局何も言えずに、ただハグをして「今までありがとう。」としか言うことができませんでした。荷物を持っていつもの玄関を出た瞬間にはじめて別れる実感がこみ上がり、涙がとめどなく溢れてきました。ホストファミリーの前で私が涙を見せたのはこのときが初めてで、私も初めてホストマザーの涙を見ました。最後にもらった手紙にぎっしりと書かれたホストファミリーからの言葉はとても胸に沁みるもので、特に嬉しかった言葉が「ずっと一緒にいて、家族みたいだったよ。子供たちにもいつも優しくて良いお見本で、良いお姉ちゃんだったよ。」でした。世界を様々な視点から見れるようになり、英語力も伸び、素晴らしい人々に出会うことができ、人間的に大きく大きく成長させてくれたカナダ留学。家族、留学団体、学校の協力や支えがあってこその貴重な経験でした。

帰国後は留学で培った英語力を生かし、同志社女子大学国際教養学科に無事合格することができました。大学からまた1年留学へ行くことも決まっていて、また人間的に成長できる機会を得ることができました。留学していなかったら今の私はなかったと思います。私にとってこのカナダ留学は「大成功」と言えるものでした!

皆さんも「大成功」と言える素晴らしい留学を是非してみてください!

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  2010年4月〜6月 現地の高校  7月〜8月 語学学校 9月〜2011年6月 現地の高校

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留学場所:Canmore Alberta, Canada
期間:2010 April 11th 〜 2011 July 5th
学校:Canmore Collegiate High School
進路:2012 April〜 Doshisha Women's College

 

 

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