私は大阪夕陽丘学園高等学校の交換留学生としてカナダのカムループスという町の学校に留学をしました。私が留学する年からカナダの学校と大阪夕陽丘学園高等学校が姉妹校となったので、大丈夫かなと思いました。しかし、わざわざカナダから先生が来て下さってカムループスの事について教えて頂きましたので、心配する事なく留学する事が出来ました。
　私は、一年間で二つの学校に通っていました。最初のセメスターはSa-Hali Secondary Schoolに通っていました。初めて訪れた国、初めて行った学校にとまどい、初めの頃は緊張の毎日でした。しかしその学校には様々な国からの留学生が来ていて、とてもおもしろい学校だと思いました。それから私は自分から他の国の生徒にしゃべりかけに行くようになり、たくさん友達ができました。友達が出来てからというもの、毎日が楽しく、他の国の生徒と交流することで英語の能力も日に日に向上し、毎日が新しいことの発見の連続でした。私はこの学校で英語、数学、体育を学びました。英語の授業は苦労しました。英語を母国語として持つ生徒と同じ授業をとっていたので、私は毎晩遅くまで英語を勉強し、単位を落とさないように努力しました。そして、その勉強のおかげで私の英語の能力は上がりました。
そこの学校での私の1番の友達は台湾人の女の子です。その子は日本語がとても堪能で日本に興味を抱いている子でした。なので、私は彼女に日本の文化や日本で流行っていることなどを英語で教え、彼女は逆に私に台湾の文化などを英語で教えてくれました。その影響で今、私は大学で中国語を学んでいます。そして今年の夏休みには友達と台湾に行く計画を立てています。その子に出会っていなければ、私が中国語を学ぶことはなかったし、台湾のドラマに興味を持つこともありませんでした。その子のおかげでカナダ以外の国にも興味を持てたし、私の視野はとても広がりました。
　Sa-Hali Secondary Schoolに通っている時のホストファミリーは私の両親のように優しく接してくれました。そこには私のほかに留学生がいました。私のホストファミリーは私に料理を教えてくれたり、宿題を教えてくれたり、困ったときはいつも私を助けてくれました。Sa-Hali Secondary Schoolでの生活が楽しかったのは私のホストファミリーのおかげでもあると思っています。いつも、どんな時でも私を支え、サポートしてくれたホストファリミーがいたからこそ私の学校生活はより充実したものになったのだと思っています。
　2つ目の学校はSouth Kamloops Secondary Schoolという学校です。この学校はとても規模が大きく、生徒数も多かったです。学校が変わって新しい友達ができるか不安がありましたが、次のホストシスターと同じ学校ということもあり、すぐに慣れて友達もたくさんできました。
　この学校ではカナダの歴史を学びたいと思い社会学をとりました。社会学はとても難しい授業でしたが、今思えばカナダでしか学べないことを学べたのだと思っています。この学校で私は日本語のクラスのTeaching Assistant（ティーチングアシスタント-助手-） をしていました。カナダの生徒に日本語や日本の文化を教えていました。日本語を母国語としない人に日本語や文化を教えることは難しかったです。でも私が教えることによって彼らが日本に興味を持ってくれればいいなと思っていました。
この時の私のホストファミリーの家はとても大きく驚かされました。前のホストファミリーと同様にとてもやさしく接してくれました。ホストファミリーとの思い出はたくさんあります。スキーにいったり、旅行に行ったり、コンサートに行ったり、誕生日パーティーを開いてもらったりとたくさんあります。たくさんの素敵な思い出がある中でも特に印象に残っているのは、私の誕生日パーティーをホストファミリーが開いてくれたことです。友達を20人以上呼んでくれたり、ケーキを私のために作ってくれたり、サッカーをしたりと今思い出しても本当に素晴らしい1日でした。ここでの思い出は絶対に忘れることができない大切なものです。
　私はこの留学を通して本当にたくさんのこと学びました。英語はもちろん、異文化を持つ者との交流はとても大変でしたが、異文化を持つ者との交流に壁なんかはないと確信出来ました。そして自分の視野は広がりました。留学に行ったおかげで今の大学に行こうと決めることが出来ました。1年間という短い期間でしたが、この短い期間に私はたくさんのことを学ぶことができ、将来の方向性も見出しました。貴重な経験が出来たことに本当に感謝します。

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